玄米麹は、蒸した玄米に麹菌(Koji Mold)を繁殖させて作ります。
川添酢造では、昔ながらの手作業で、3日間かけて丁寧に仕上げます。
このページでは、玄米麹ができるまでの工程を、順番にご紹介します。
1日目:精米・洗米・浸漬

まず、無農薬の玄米に軽く傷をつけ、吸水しやすくします。
その後、玄米を丁寧に洗い、十分に水に浸します。
しっかり吸水させることで、発芽しやすい状態になります。
翌朝まで浸水させ、玄米の中心まで水を浸透させます。
しっかり水に漬けることで、玄米は発芽し、毒性が無くなります。
2日目:蒸し・床もみ・室入れ


蒸し
翌朝、十分に吸水した玄米を蒸します。
蒸すことで、麹菌が繁殖しやすい状態になります。

床もみ
蒸した米を広げて冷まし、麹菌をまいて混ぜます。
この工程を「床もみ」といい、麹菌を均一に広げる重要な作業です。

室に入れる
麹菌をまいた米を、室(Koji Room)に入れます。
室は、温度と湿度を管理するための専用の部屋です。
この環境によって、麹菌が安定して繁殖します。

切り返し(1回目)
途中で一度、米をほぐします。
これにより、酸素が行き渡り、麹菌が均一に成長します。
3日目:仕上げ工程


切り返し(2回目)
翌朝、もう一度米をほぐします。
この時点で、白い麹菌が見え始めます。

盛り込み
米を木箱(モロブタ)に分けて入れます。
温度管理をしながら、麹菌の成長をさらに促します。

仲仕事
麹をほぐし、温度を均一にします。
季節によって形を調整し、発熱をコントロールします。

仕舞仕事
麹を平らに広げ、湿らせた布をかけて温度と湿度を調整します。
自然な方法で温度を保つ、伝統的な技術です。





出麹
麹菌がしっかり繁殖すると、玄米麹の完成です。
表面に白い菌糸が広がり、しっかり固まります。
乾燥工程



出来上がった麹は、低温で乾燥させます。
乾燥させることで保存性が高まり、酵素量も増えます。
この工程によって、安定した品質の麹になります。
こだわり

麹は、生きた微生物と向き合う仕事です。
目に見えない変化を感じ取りながら、最適な状態へと導きます。
この積み重ねが、発酵(Fermentation)の品質を決めます。
まとめ
玄米麹は、約3日間かけて丁寧に作られます。
シンプルな工程ですが、温度や状態を見極める経験が重要です。
この麹が、お酢や味噌などの発酵食品の土台となります。